1]競技法、審判法について学習させる。
2]正しい形で丁寧な礼ができるようにし、マナーを尊重することとともに、安全具の着装や健康に配慮して安全に試合ができるよう取り扱う。
これらは授業の中だけでなく運動会や文化祭の機会に、創作形の発表や校内大会の企画・運営についても取り扱うようにする。
(5) 態度
小学校で、初めて履修する内容であるから、健康、安全に留意しながら互いに協力して、自発的に計画を立て、礼儀正しく、公正な態度で練習や試合ができるようにする。
4 学習内容と授業時数
小学校における空手道は、実施する授業時数によって、どの程度の学習内容を取り扱うかが考えられる。ここでは、20時間、10時間の例を示した。
空手道の歴史と特性を理解させるとともに、礼法・基本動作を身につけさせ、組手試合の導入となる約束組手から、自由組手、試合ができるように配慮した。
また、形技能は低学年(1〜3年)では、基本形I(下段受け→中段追突き)および基本形II、III(中段受け→中段追突き)極めに蹴り動作も加える。
高学年(4〜6年)では「平安初段」「平安二段」「平安三段」「平安四段」「撃砕一、二」のなかから選んでできるようにする。創作形では、児童の技能の習得の程度に応じて動作数や技を限定し、グループごとに形をつくりそれを練習し発表させる。