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本州を横断するフォサマグナの西縁、糸魚川-静岡構造線は、東北日本をのせるオホーツクプレートと西南日本をのせるユーラシアプレートとの境界となっている。この境界ではほぼ東西の方向にプレートが衝突しており、その結果日本列島が東西に縮んでいるのだ。境界である糸魚川-静岡構造線は、左横ずれと逆断層の活断層帯となっているが、このずれだけでは年間1センチのプレート運動は解消できず、中部日本から近畿地方にかけて活断層を密に分布させる原因となっている。東北日本をインドプレートに例えれば、ヒマラヤ山脈に相当するのが北、中央、南アルプスの背梁山脈である。伊那谷の活断層帯では、年間9ミリもの東西短縮を受け持っている。

日本の陸域では、長期間平均するとほぼ10年に一度M7以上の地震が発生している。これらの多くは、現在知られている活断層の活動によるものと思われるが、一部は地下に隠れていて活断層として知られていない断層(伏在断層)による。政府の地震調査研究推進本部では全国約100の活断層を基盤的調査観測の対象として選び、調査を進めている。日本の主要都市やその周辺には活断層がある場合が多い。国土地理院は札幌、仙台、首都圏、中京圏、近畿圏、広島、小倉、福岡について、都市圏活断層図(縮尺2万5千分の1)を発行しており、市販(1枚800円)されているので誰でも活断層の詳しい位置を知ることができる。

 

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図5 政府の基盤的調査観測の対象として選ばれた活断層

 

 

 

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