オホーツクプレートとユーラシアプレートとの境界は確定していない部分があるので、点線で示した。
相模トラフは日本海溝と伊豆小笠原海溝との交点から相模湾までのびる海底の谷で、東北日本をのせるオホーツクプレートとフィリッピン海プレートとの境界となっている。トラフとは舟底のような細長い深みを指し舟状海盆と訳されることもある。水深が6千メートルより深いと海溝と呼ばれる。相模トラフはフィリッピン海プレートの沈み込みによってできたので、成因的には海溝と同じである。
フィリッピン海プレートが相模トラフから関東地方のオホーツクプレートの下へ沈み込むため、1923年関東大地震のような巨大地震が発生する。このタイプの地震の繰り返し間隔は約200年で、次の地震の発生はかなり先のことになる。
陸域の地震
過去数十万年間、日本列島は東西方向に縮んできた。1995年兵庫県南部地震では北東-南西方向の断層が右横ずれを起こし、東西方向の縮みをもたらした。三重県の津と四国の高松の間はこの地震で約4センチ縮んだ。日本列島が東西に縮む速さは長期間平均すると一年あたり1センチ程度で、東北日本をのせるオホーツクプレートと西南日本をのせるユーラシアプレートとの衝突が原因と考えられる。例外は伊豆半島周辺で、ここではほぼ南北の方向に縮んでいる。伊豆半島が北上して日本列島と衝突しているためである。