会場の皆さんから、実行委員にってはうれしい回答をいただき、ありがとうございました。本日は長時間にわたり、第4分科会に参加いただきお疲れさまでした。パネラーの皆さんもご苦労さまでした。今日得た知識等をこれからの生活に役立てていただけたら幸いです。それではこれで分科会を終わりとさせていただきます。
成果と課題
寺尾直宏
環境問題の一角を占める省エネルギーについて、「家庭でできる省エネルギー」という市民レベルのテーマで取り組み、当分科会の参加者のアンケートでは、1]期待にそえた…88%、2]参考になった…94%、と高い満足度を示す回答が寄せられた。それは有用な情報を提供いただいた関連企業のパネラーと、説得力ある実績データを報告された市民パネラーのお陰である。多用な休日にわざわざ出席された多くの参加者が、家庭での省エネ対策についての知識をふやし、関心を深めていただけたことは意義あると思われる。
しかし、実際の省エネルギー問題ははるかに奥行きが深いテーマであり、その大きなスケールに対して、今回触れた事例はほんの一部にすぎない。シンポジウム参加者に対して半日程度の分科会でどのようなことがアピールできるか、そしてそれは実効性のあるものになるであろうか等、会議の組立てとあり方については、実際に割り当てられる時間とともに今後とも真摯に考えていく必要があろう。
実行委員の反省
寺尾直宏
1)当日の参加者をみると、かなり専門度の高いグループもいて立場の違う人々が集ったことがわかった。計画の段階では参加者の意識や知識と期待についてほとんど予測をしていなかった。アンケートでは好結果が得られたものの、計画時の検討事項としては見落としがあったと反省している。
2)前もってボランティアの人たちと綿密な打ち合せができず、当日はご迷惑をおかけした。本部スタッフの人手不足も目立ったこともあり、今後、協力関係の強化について検討の余地があると思われる。