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5. 家庭の電気を調べてみると

 

市川友の会 生活・環境担当リーダー 井上和子

 

市川友の会は主婦の集まりで約400人の会員がおり、20〜80才代と幅広い年代で構成されています。住んでいる地域により8グループに分かれ、よりよい家庭をつくること、よい家庭が増えることで、社会がよくなっていくように願いながら、衣・食・住・家計・子どものことなどの勉強に取り組んでいます。今日は電気の使用量について調べたことをもとにお話ししたいと思います。

友の会では、地球を、そして限りある資源を、次の世代にどのように残していったらよいのかと環境問題を考えながら、電気の使用量を減らしましょうと呼びかけてきています。少しずつ意識は高まっているものの、減らないのはなぜか調べてみました。右のグラフは、友の会の1つのグループの調査結果です。

 

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■電気使用量を比べてみました

 

・ 22人中、電気使用量が昨年より

減った人…8人

増えた人…14人

 

・増えた理由

1]今年の冬は昨年に比べて寒かった

2]受験生がいた

3]体の具合の悪い人がいた

4]新しく電気器具(パソコン)を購入した

5]子どもが大きくなり(小学生)自分の部屋にいる時間が増えた

 

・減った理由

1]家族数の減少(子どもが家を出た)

2]病気がちな者が健康になった

3]冷蔵庫を省エネタイプに買い替えた

4]主電源を消すようにした

5]コンセントを抜くようにした

 

電気使用量の増減は、天候、家族構成や年齢、家族の状況によって変わるといえるでしょう。よその家との比較によって、自分の家がどうなのか認識することができます。グラフを見て、夏のエアコンの使い方を考えた人がいました。秋にこのグラフの上に、6、7、8、9月とたしていきます。そして、この夏の電気の使い方を見直していこうと思っています。

 

 

 

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