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・つまり、今、環境問題(温暖化抑止)と省エネルギー(資源保護・費用低減)とは、コインの裏表といった関係といえます。

-省エネを実践して温暖化防止!!-一粒で二度美味しい!?

・お手許の資料は比較的新しいものですので、環境・省エネを考える際の参考にして頂ければ幸いです。

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・省エネルギーは次のようなマナーで行われなければなりません。

a.直接使用量を減らす……企業・家庭・個人

b.製造原単位を減らす……企業

c.効率を上げる……研究

d.新しい方法を考える……研究

1980年代、化石エネルギーが高い時、シンガポールでの省エネのスローガンは、“Save your money”でした。家庭での省エネルギーへのアプローチは、次のようなことか思われます。

・費用がかからないような工夫をする

・壊れやすい物は使わない

・効率の良い道具を使う(例、エアコン)

・道具は大切に長く使う

人は一度手に入れた生活水準は、容易に手放せません。自家用車、エアコン無しの生活は考えられますか。しかし、

・人類の繁栄に役立つ喜び(全体)

・約束事を守る(国)

・家計への貢献(個人)

といった意識の改革が必要なのです。

何か現在とは異なった経済活動に連動する、価値体系の確立の模索が求められています。

 

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■1次エネルギー供給構成の推移

出典:日本エネルギー経済研究所・エネルギー計量分析センター編

『'97 エネルギー・経済統計要覧』省エネルギーセンター

 

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■国別の家庭用エネルギーの用途別消費原車位「小宮山1990. p.159(中上英俊)」

 

 

 

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