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ごあいさつ

 

9月27日、開催当日の悪天候にも関わりませず環境シンポジウム1998千葉会議にご参加いただき、誠にありがとうございました。実行委員一同厚くお礼申し上げます。

開会のおりに述べさせていただきましたが、このシンポジウムは、市民・企業・行政のパートナーシップによる持続可能な社会づくりを目指して、1995年に始まりました。

このパートナーシップという言葉、その後あちこちで聞かれるようになってきましたが、充分に機能しているかというと難しいものがあります。最近のますます複雑・多様化する環境問題を考えると一刻も早く解決に取り組みたくなり、シンポジウムなど話し合いばかりしているときではないとも言われます。しかし急がばまわれのことわざのように、まず市民・企業・行政も一人ひとりがお互いの立場や意見を理解し合い、パートナーシップを機能させて環境保全への話し合いや行動に向かわなければ足下をすくわれます。足下を固めて、じっくりと時間をかけて自分の向かう方向を探る、この思いは今も変わらず、パートナーシップの力をつける場であるシンポジウムの機会を与えてくださった方々に感謝いたします。

基調講演で惠小百合先生には「環境観とパートナーシップ形成戦略」というテーマで期待に違わず力強いお話をいただきました。内容いっぱいのお話で皆様には大変好評をいただきました。主催者側といたしましてはもう少し時間を長くとれればと反省しております。

毎年の課題である分科会の時間が足りないということを解決するため、今回のシンポジウムでは最後の全体会を思い切ってなくしました。そして分科会の内容報告は、報告書を皆様全員に配布することに代えさせていただきました。そのためシンポジウムの全体のまとめとしまして他の分科会の内容もご覧いただいて、ふりかえりをしていただくとともに感想などお寄せいただければ幸いです。

最後にもう一度「ひとりでは解決できないことでも、きょう出会った人たちとならできるかもしれません。行動しましょう未来のために!」ありがとうございました。

 

環境シンポジウム1998千葉会議

実行委員長 横山清美

 

 

 

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