はじめに
環境問題は、産業の発展や私たちの生活様式の変化に伴い、ますます複雑・多様化し、深刻の度を深めています。ダイオキシン・環境ホルモン・産業廃棄物・自然破壊など、その問題は多岐にわたり、現代に生きる私たちの大きな課題の一つになっています。
一方、地球温暖化防止国際会議に見られるように、環境問題は地球的規模で考え解決していかなければならないものであると同時に、身近な生活と密接な関わりを持つものです。
環境シンポジウム千葉会議は、市民・企業・行政が実行委員会を組織し、相互の理解を深めることとともに、環境問題について話し合うことを目的としています。
このシンポジウムは今回で4回目を迎えますが、多くの方々の賛同を得、発展的な開催を歩めたことは誠に喜ばしい限りです。
今回のシンポジウムでも、明るく健全な未来の構築を願う人々が集い、示唆に富む基調講演と、環境保全への熱い思いに満ちた分科会が展開されました。この成果は多くの人々が環境について考え、行動していくことにつながっていくと確信します。
最後に、御指導いただいた諸先生方、準備に携わった多くの実行委員、ボランティアの皆様、ご後援をいただいた関係諸団体の方々に感謝するとともに、「環境シンポジウム1998千葉会議」の報告をさせていただきます。
財団法人 千葉県環境財団
理事長 麻生肇