46 水門の開閉
第二は、灌概水の供給システムや技術の開発を進めることです。アジア各国では農業用水の節水を図るため、新しい貯水池を増やすだけではなく、その作物に必要なとき、必要な量だけ使えるようにする、といった水の供給条件を改善することによって穀物の増収をはかる試みが始まっています。
47 天水農地
また、今までのように大量の灌概水による単位当りの収量を上げることだけではなく、それぞれの地域の条件を考え、天水をうまく利用し、農地を広げることも必要でしょう。
48 トマト畑のドリップ灌潮
新しい設備や技術の導入も考える必要があります。 水路灌概やスプリンクラー灌概から作物の根に直接滴下するドリップ灌概に切り替えていくことも必要です。ドリップ灌概は、水の使用量を三〇%から六〇%も削減できることがわかっています。
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