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43 日本・農業用取水設備

いま水は、どこでも不足しています。
水は「天からのもらい水」ではなく、巨額の費用をかけて取水され、加工し、供給されている貴重な「資源」なのです。これを使うには、その利益に応じた負担をする。こうした意識への切り替えが必要です。

 

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44 インド農村・灌概用水の放水

深刻な水不足がつづく南アジア地域では、水に対する意識が少しづつ変わってきています。
例えば、インド西部の農村では地下水売買の市場が自然発生的に生れ、今まで井戸を掘ることのできなかった農民が、灌概水を購入し、これを有効に活用することによって増収を図っています。つまり農民たちのなかにも水についての意識の変革が起こっているのです。

 

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45 トウモロコシ

アメリカ、カリフォルニアの例ですが、作物生産に必要な単位面積当りの水の基本料を決め、それを超えた分は基本料の二.五倍の料金をとることにしたところ、水の使用量が平均で一九%も減りました。

 

 

 

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