6 農民のロビー活動については、次の研究がある。Karnik A. & Lalvani M.,"Interest Groups, Subsidies and Public Goods -Farm Lobby in Indian Agriculture",Economic and Political Weekly, March 30, 1996, pp.818-820.
7 例えば、次がある。Rao C. H., Agricultural Growth,Rural Poverty and Environmental Degradation in India, Oxford University Press, Delhi, 1994 および Shetty S. L., "Investment in Agriculture, Brief Review of Recent Trends", Economic and Political Weekly, Vol.25, No.7&8, Feb., 1990, pp.17-24.
8 都市(India)偏重の政策運営を批判して農村(Bharat)の利益を主張したチャラン・シンは反会議派の立場をとり、UP州の首相を勤めた。その後、インド人民党(Bharatiya Lok Dal)を率いて幾つかの反会議派勢力を結集してジャナタ党を結党し、1977-1980年にかけて会議派にかわり連邦政府を掌握している。
9 インドに限らず、開発途上国では多くの農村制度金融の資金回収率は50%強でしかなく、農民は融資を補助金とみなす傾向がある。
10 Mishra S.N. and Ramash Chand, "Public and Private Capital Formation in Indian Agriculture-Comments on Complementarity Hypothesis and Others", Economic and Political Weekly, June 24,1995. pp.A64-A79.
11 国内総生産に対する財政赤字の比率は、1960から70年代では5%前後であったが、80年代前半では8%に、そして後半には10%に増加している。Joshi V.&I.M.D. Little, India -Macroeconomics and Political Economy 1964-1991, world Bank, Washington, 1994.
12 Government of India, The Central Budget 1995/96, New Delhi, 1995.
13 詳しくは G.S. Bhalla, "Globalisation and Agricultural Policy in India", Indian Journal of Agricultural Economics, Vol.50, No.1, Jan-March, 1995, pp7-26を参照されたい。バラの推計は、当該期間の経済成長率が3-5.5%であるとしている。なお、人口増加率は、1991-2001年が1.94%そして2001-2011年が1.80%と子側している。
14 いずれも農村部のデータであるが、これは都市部では穀物を使用した加工食品や肉類という飼料穀物の派生需要をもつ食品などが多く消費されており、これらを穀物換算するに足る資料が入手できないためである。