う覚悟でいるもんですから、なんでも厳しくすればいいっていうもんじゃなくて、いい子に育つとか自立した子に育つというもんじゃなくて、甘やかすべく期間に甘やかそうと考えています。
養護施設にいた子は、甘やかすべく時間に十分甘やかせられなかったから、だから、その代償を求めている訳ですね。だから「なになにしたい、おんぶしてほしい」って言ったら、「そうかい、そうかい」という仕方で、気持ちを純粋にさしてやるっていうか、そういう思いで育てるといい子になってます。私も実は自信がなかったんです、「これでいいのかな」と思いながらも、つい可愛いから過保護にしちゃう、甘やかしちゃうんですね。その時に、ある本を読んだんです。その1ページがとても良かったんで、それを紹介しようとか思って今日持ってきました。みなさんに、ぜひ読んでもらいたいなという本です。「子どもへのまなざし」という本で、児童精神科医のサエキマサオさんが書かれた本なんです。人から頂いたんですけれども、あまり育児書って読んだことないんですけど、単なる育児書と違って、なんか人間観っていうか人間を観るのに、どういう見方で接したらいいか非常にいいヒントになると思うんです。私も