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1998 vol.14 さわやか活動報告 「さぁ、言おう」8月号付録

ニュース&にゅーす 特別版

 

 

ふれあい社会づくりグループ

 

2年目を迎えたふれあいネットワーク事業実験的「ネットワーカー養成講座」の試行に向けて

「足りないサービスは何か」地道に聞き取り調査-市民団体の方々のお力を借りながら-

ふれあいネットワーク事業も2年目に入りました。平成11年度からネットワーカーを養成していくことを目的として、モデル地区におけるサービスの提供状況や全国のネットワーク実例などから学び、今年度はネットワーカ-の実験的養成講座を試行し、今までの調査の方法等をマニュアル化していこうというのが目的です。

ところで昨年度は、36名のボランティアさんに支えられて、10ヶ月間で実に6400時間強というみなさんの貴重な時間をいただきながら作業を行ってきましたが、行きつ戻りつの連続でした。そして、今年度もまた、理事長の檄(げき)のもとに試行錯誤状態。当面の課題は二-ズ調査で、その目的は、要援助者がどんなサービスが必要で何が足りないのかを探ることにあります。今回の調査方法は調査票をつくらず、1日24時間の生活スケジュールの中で、要援助者や主介護者に、かかりつけ医、利用サービス、社会関係、生活への不安などについて聞き取りを行い、その後、擬似ケース会議を開いて、希望するサービスや足りないサービスを把握していく手法をとっています。

現在、東京都港区、世田谷区、町田市で、8名の聞き取り調査ボランティアさんたちが50ケース以上をこなしていますが、これらをコーディネートしてくださっているのは、明るい老後を考える会(町田市の食事サービス団体)はじめ、各地の市民団体の方々です。本当にありがとうございます。

ところで、奈良にはみなさんからお吃りばかり。「ふれあい社会づくりグループの事務体制をきちんとしてくれないと、これ以上できな〜い!」「いつまで待機していればいいの?」「報告書はどーなった?」等々。お〜い、誰か、リーダーを代わってくれェーい!(奈良 環)

 

 

 

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