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し、その時間を預託して自分や社会のために活用していこうとする「ふれあい切符制度」は、市場経済の論理に踊らされることなく、愛情の諭理によって、これまでの生活や社会のあり方に変化をもたらすための一つの有効な道具だといえましょう。組織も参加する個人も一緒になって、後続するマンパワーを育てながら、さまざまな楽しい運用がなされ、その結果、公共財、市場財だけではなく、市民による助け合い(無償財)という新しい価値観を持ったもう一つの世界を形成していくことが、これから、私たちに問われています。

いずれは、「ふれあい切符」などがなくても、気軽に助け合える社会ができることが重要ですが、市民の中でまだまだ潜在している「心」を引き出すシステムとしての「ふれあい切符制度」は、二一世紀に、各地で、さまざまな形で展開されることになるものと思われます。

 

郡山、那須等の集中豪雨被災のための地元ボランティア団体活動資金ご寄付ご報告

第2回

5件48,000円

(98年10月22日〜99年1月11日現在)

98年8月に発生した福島・栃木等の集中豪雨に対して、被災地で活動する地元ボランティア団体への支援金を全国の市民互助型団体に呼びかけましたところ、多くの皆様から温かいご寄付が寄せられました。第3回目の総額48,000円は折半し、『ハートネットふくしま』と『とちぎボランティア情報ネットワーク』に送金させていただきました。支援をしていただいた団体・個人の方々は以下の通りです。

●さわやか豊田・あいの会さん、地業福祉を考える会「ふれあいえな」さん、松戸くらしの助っ人さん。福祉バンク大能さん、匿名希望さん(以上受付順)。

なお、これまでの累計は、

762,000円となりました。皆様ご協力ありがとうございました。

 

 

 

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