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出会いの中で「生き方」を知る

大西 美智子さん 東京都

11月7日、私にとってすてきな出会いがありました。大井町線等々力駅で堀田理事長さんと偶然にも言葉を交わすことができたのです。堀田先生の講演を聞いた帰り、自己の尊重と自立の大切さ、それを支える介護の仕組み、負担のあり方などについてわかりやすく講演していただき、その内容を反すうしていた時でした。自分が股関節の大手術を受けて入院した当時のことを思いめぐらせながら、ふと顔を上げると、堀田先生が通りすがりに軽く私に会釈されたのです。とっさのことながら、私は立ち上がってご講演のお礼を申し上げるという幸運に恵まれました。

人間の尊厳を保って、残された機能を発揮して生きていくためには、病気の予防、リハビリのあり方、それを支える介護の仕組みについて、さまざまな問題に対処していく必要がある。どうしたらよいのか。私は福祉行政を担っている立場から、これらの思いを1冊の本「ほねやすめ」84ページにまとめて自費出版しました。堀田先生との出会いが読者のみなさまとの出会いにつながり、またひとつ豊かな生き方の可能性が広がりました。

[堀田] 大手術だったのに、ふれあう仲間の支えを得て、病を克服されたその生き方から大きな力を頂きました。お仲間からの励ましの絵手紙が素敵ですね。

 

 

 

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