巻頭言 No.23
世界へ発信を
-国際高齢者年に当たって-
● さわやか福祉財団理事長 堀田 力
人としての尊厳を
今年は、国際高齢者年である。
日本の高齢者が、世界の高齢者に劣らず幸せに暮らせるよう、世界に発信しながら運動を展開していきたい。
高齢者の幸せは、若者や中年の幸せと同じであって、人としての尊厳を持って生きられることであろう。
人としての尊厳は、少なくとも精神的に自立して生きることから生まれると思う。精神的に自立するとは、自分の生き方を自分で決めて生きることではなかろうか。
精神的に自立するためには、身体の自立と経済的自立があった方がよい。