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護や介助などの直接的なものに目が向けられがちですが、自分の体験を振り返って、生きがいのサポートも欠かせないと思いますので、その点には力を入れたいと考えています。ただ、そのことは普通の人にはなかなか理解してもらえない。実は先日も、"カラオケに遊びに行きたいので移送サービスを利用したい"という依頼があったんですが、"そんなわがまままで聞く必要があるのか"という疑問の声が、ある会員さんから上りました。でも、依頼者はカラオケ会の会長まで務めたほどの大の力ラオケ好きだったのが、病気で両足を失ってから、生きる力までなくして床に伏せるようになってしまったんだそうです。それがまた、カラオケに行けるということで生きる力を取り戻した。そういう姿を目の当たりにして、"喜んでもらえることならば、どんなことでもサポートしたい"とお手伝いすることになったんです。活動を通じて会員のみなさんが、高齢者や障害者、またそうした要介護者を抱える家族が何に困っているのか、また、生き生きと生活

 

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丸目事務局長と「もも」ちゃん。

 

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熊本港へ(障害児2人を介助)小学校夏休み中の遊び相手。

 

 

 

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