のある方が、最終的には大事にされますよね。ご本人がその気にならないと手の貸しようがないですから。

堀田　ただ名誉挽回でいえば(笑)、最近は日本の高齢の男性も変わってきました。私の講演にもずいぶん多くの方が参加されて。私、男性にきついんですよ。産業廃棄物とかね。粗大生ゴミのもっと悪いやつ、捨てるのにお金がかかる。でも結構笑いながら、がんばろうかなというお顔が見えるんです。私は人の力を信じていますし、その力できっと社会の仕組みも動いてくるはずです。

『NPO　愛を力に変えるシステム』朝倉匠子著、ブロンズ新社より発刊。

朝倉　社会的な背景という点でひとつ伺いたかったんですが、アメリカなどでは宗教観に支えられて日々の生活があります。日本では多くの場合、特定の宗教や神様を持っていませんよね。宗教なしでNPOの活動をどう広めていけるのか、堀田さんはどのようにお考えですか。

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