アクティブ・エイジング。高齢社会をどう生きるか?
堀田 ようやく最近、日本でも社会を動かす主役として市民にスポットが当たってきました。この力をいかに浸透させていけるのか。今日はアメリカでのご経験なども含めて、いろいろとお話を伺わせてください。
朝倉 私はもともとカリフォルニア大でNPOのマネジメントを勉強していたんですが、ジェロントロジー(gerontology)という年齢学のコースも取って、年を重ねていくことをアメリカではどう考えられているのか、関心を持ってきました。今、アメリカでは新しい年齢学、"アンチ・エイジング"(anti-aging)という分野が注目されているんですよ。
堀田 アンチとは反対するという意味ですよね。つまり昔ながらの加齢のイメージに対抗しようという?