公的介護保険とふれあい社会づくり
さわやか福祉財団では、基本的な介護の役割として公的介護保険の市民の立場に立った定着を、そして日常の生活支援や心のサポートはボランティアで、とういう理念のもとに、ふれあい社会づくりをすすめていきます。どうぞみなさまの「声」をお寄せください。
さぁ、言おう
[ひとりごと No.39 堀田 力]
福祉の分野で活躍する市民団体の中には、かつては行政や社会福祉協議会を敵視するものが少なくなかった。彼らは市民にとっていいやり方をしないから、自分たちがやるという発想は、意欲を奮い起こし団結力とプライドを高めるという効果はあるが、反面、活動をヒステリックにしたり、ひとりよがりにするマイナスもある。
それよりは、行政や社協を良きライバルととらえ、その活動の良い面を肯定し、学びつつ、自分たちの活動をより良いものにしようと努力する方が生産的であろう。
さらに良いのは、それぞれの長所がより良く生きるように、ネットワークを組むことである。それが、全体の力をもっとも良く引き出すからである。