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学校ボランティア

 

 

「和顔愛語」でボランティア!!

札幌龍谷学園高等学校 教諭 岡部 文佳

 

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札幌龍谷学園高等学校若葉会インターアクト部は、昭和三八年開校と同時に、校訓である「和顔愛語」の実践として、あらゆるものに報恩感謝するという目的で発足しました。

現在部員は二五名、生徒たちが活動を通してライフワークとなるような活動を見つけてもらうこと、また、相手の気持ちを考え自分に責任を持てるようになってくれることが目標です。

活動は、多岐にわたります。点字手話の練習や、プルタブ回収などを行う校内活動と学校の外に出向く校外活動がありますが、校外活動として継続的に行っているのは、毎月一回の養護老人ホーム『長生園』訪問です。生徒たちは、職員の方と相談しながらアイデアを出し合って、高齢者と一緒に動物園に行ったり、手品やボール遊びをしたり、おやつを作って高齢者と一緒に食べたりと、さまざまな形で高齢者とふれ合っています。参加するのは希望者のみですが、毎回一五名から二〇名もの生徒が集まります。その他、知的障害児と遊ぶ会、各種研修会・大会へも積極的に参加し、昨年は、日刊スポーツ主催の「ふれあいスノーフェスティバル」(知的障害を持つ子供と遊ぶイベント)で大学生に交じって、高校生として初めて実行委員としてゲームを一つ担当させていただきました。

このように地元でも確かな成果を上げる若葉会インターアクト部の一つの特徴は、地元の他団体との連携です。ロータリークラブやソロプチミストからは活動資金の助成を受けているほか、毎年韓国への研修旅行に参加するなど両団体関係の行事にはすべて参加しています。また、最近は市の社会福祉協議会と

 

 

 

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