長崎県壱岐の島(四つの町で構成)は、人口三万四六九二人で、その中の人口一万三一六三人を占める郷ノ浦町にユニークなボランティアグループ『望洋会』があります。
昭和五六年に授産施設『三彩の里壱州窯』(さんさいのさといしゅうがま)の支援を目的として結成され、入所者への支援や作品販売協力などを行いながら、急速に進展する高齢化の対策として、一人暮らしのお年寄りに対する福祉活動を模索した中で、会員の顔ぶれを生かした「一人暮らしのお年寄りに対する住宅総合補修サービス」活動を今日まで続けております。『望洋会しという名称は、『三彩の里』の理事長であった故江口望洋さんの名にちなんで付けられたものです。
社会福祉協議会との連携による活動で、民生委員さんを通じて、町内居住の一人暮らしのお年寄りで住宅が老朽化して雨漏りや台風災害等で日常生活に支障をきたす人がおられたら推薦してもらい、社協と会の代表者との事前調査により決定し、無料の補修を一年に二回から三回行います。
メンバーは、工務店経営者、土木会社経営者や役員、商店経営者、医師、美容師、電気工事会社経営者、木工所経営者などで、医師・