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・たばこをやめよう

・できるだけ母乳で育てよう

万が一、急変に気づいたら、人工呼吸を施す一方で救急車を呼ぶことです。

 

(78) 環境ホルモン・ダイオキシン

環境ホルモン(内分泌かく乱化学物質)は、生物の生殖に悪影響があるのではないかと疑われて、近年にわかにクローズアップされてきました。環境汚染状況や人体への影響など、未解明な部分が多く、調査研究が進められています。

ダイオキシンも環境ホルモンに含まれますが、脂肪に溶ける性質から、母乳の中にもでてくるため、母乳を赤ちゃんに飲ませてよいかが問題となっています。

厚生省の調査研究班の中間報告では、現在、母乳に含まれるダイオキシンが、直ちに問題となる程度ではなく、母乳が乳児の発育、感染防止、栄養補給に与える効果が大きいことから、今後も母乳栄養を進めていくべきであると述べられています。

現在分かっている食品汚染を考えると、より多く蓄積されている可能性のある肉の脂身や近海魚はなるべく避け、できるだけ赤身や遠海魚にする等の配慮はしたいものです。

 

 

 

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