「外国人保育の手引」の利用について
この手引は、外国人の保護者に保育園を理解してもらうために、そして保育者が外国人保育を行う際の参考にしてもらうために作成されたものです。(スペイン語、ポルトガル語、中国語、英語の4種類があります。)外国人の保護者は、言語や文化、生活習慣の違いにより、保育園側との意思疎通等が十分にできず、また、自分の子どもが日本人の子どもたちと一緒に保育園生活をすることに不安感をもっていることが考えられます。
そこで保育園としては、この手引等により、外国人の保護者に、子どもが保育を受けるのに必要なことについて知ってもらうとともに、保育園が外国人の子どもをあたたかく受け入れて、大切に保育するということを理解してもらい、安心できるようにすることが必要です。
なお、この手引は、標準的なものですので、それぞれの保育園の実情に合わせて、場合によっては、切りばりしてコピーするなどの工夫をして、ご活用ください。あるいは、新しく独自にこのような手引等を作成する際に、参考として役立てていただければ幸いです。
I. 外国人の保護者のために
1. 保育時間
各園の保育時間を記入してください。ただし、延長保育等、個々のケースに応じて配慮する必要があります。
2. 休園日
年末年始等の休園日について、月日を記入してください。
3. 保育料
保育料の納入方法については、市町村や保育園によって異なりますので、実情に合わせて案内してください。
4. 日常生活
(1)登園・降園
a.〜c.子どもを送り迎えする人を変更する場合、欠席などの場合には、付録の「登降園等調査票」を参考にして「送迎時間等連絡カード」及び「欠席連絡カード」を使用してください。
d.暴風、大雨警報等の発令時の登降園については、市町村や保育園によって異なります。
(2)給食(昼食)
3歳以上児の主食については、家庭から持参させる場合、主食代を徴収する場合、地方自治体が負担する場合などがありますので、実情に合わせてください。
(3)その他
a.保護者の勤務先や住所が変わる場合がありますので、そのような時は、付録の「児童家庭調査票」及び「登降園等調査票」を速やかに訂正する必要があります。
b.子どもの衣服・持ち物に名前をつけることは必要なことですので、保護者に協力を求めてください。
c.保育園が、子どもの安全や健全な発育・発達に配慮していることを理解してもらいましょう。