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ブラジルの教育事情

ブラジルでの現在の識字率は、ボランティアと協会、夜間学校の助けで、やっと60%に上がりましたが、まだまだ努力が必要です。

教育制度はフランス式をとっています。幼稚園はほとんど私立あるいは個人でやっている所が多いです。義務教育は教材費は払いますが、授業料はただです。州立学校は少ないので、同じ校舎を3交替で使っています。3時間20分だけ授業を受け、あとは家に帰るだけです。習いごとをする子は少ないので、いっぱい遊べます。物が何もないので、家にあるもの、近くにあるものでおもちゃをつくって遊んだりしています。たとえば、ダンボール箱で小さな家をつくったり、ヤクルトの空パックでロボットや車をつくったり、トイレットペーパーのしんでペン立て、新聞紙かトイレットペーパーで粘土をつくり、それで人形やお面をつくったり、石鹸に針を刺して、縫って、糸で巻いて、におい消し用として壁に飾ったり、くつしたで指人形をつくったり、大きな顔の(動物か人)物を作って、手を入れて遊んだりしています。布の切れはしで人形か簡単なパッチワークをしています。

 

ブラジルの遊び

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コップ水で音楽をつくる

ドレミファファファ

ドレドレレレ

ドソファミミミ

ドレミファファファ

 

おもちゃの指輪(ボタンでも、小さな物で)

5〜6人の子どもを集めて、手を前に出し、貝の形を作って、おもちゃを持った女の子は一人一人の手の貝の形に前から中へ差し込み、いかにも入れたかのように見せる。そして、みんなで誰に入れたか言い当てる。

 

 

 

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