平成10年度埼玉県保育所外国人保育実践セミナー
基調講演 子どもと園と国際化
講師 栗山正樹
記録者 福増安都子
記録者 中村香理
・その人の人格、性格は人となりである。自己紹介で肩書、キャリア、学歴等を語るのが一般的であるが、これから保育の仕事をしていく中での本当の自己紹介は、自分は、外国人保育ではあの人はプロだねと言われる人になりたいと思う人、園長は私の園ではどんな外国の人が来られても大丈夫と自信をもって受け入れられる園ですと語られることです。
・国際化という言葉は、国際理解である。自分の足元をしっかりと見つめ語れることが国際理解のポイントである。(生まれた国、親の事等誇りをもってどう伝えられるか)理解されようとすれば、相手を理解しようとすることで相手が見えてくる。それが国際理解である。
前説
・ グローバルスタンダード(世界的標準)
保育のあり方の見直しという考え方、国に変化をせまっている要因は何だろう、21世紀の新しい時代は、家庭→園→行政の位置関係になる。
・住民が政治も変える時代である。パワーをもつのが家庭という利用者である。家庭というのがどういう変化を期待しているのか、どうして力を持つように至ったかを承知しておくことは大事である。
・行政はその住民も含めて施設をサポートしていく立場に変わっていく。おのずと大きな力関係になる。サポート側に立つためにすべても園では面倒を見なくなる。措置費の見直しが選択に切り変えて、措置費を少なくする方法にもっていこうとしている。
・社会福祉構造改革の中では、保育園に来ている在園児関係だけでなく利用者福祉に変わっていく。