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(3) 実機搭載テスト

川崎重工業(株)岐阜工場において、BK-117にCNS-12を搭載し、飛行中および非飛行中における実機搭載テストを実施した。本試験においてはJDLC-ACARS通信機連続テストにおいて既にACARS通信機と評価用RGS間において通信できない現象が確認されているため、実機搭載状態でのGPS受信機能の動作確認、およびVHF電波干渉の確認に主眼を置き、通信機能については有線での通信だけでなく無線通信においても同様の現象が発生するかどうかの確認を行うことを目的として実施した。本試験においては、運航上問題となる電波干渉は生じないことが確認されるとともに、GPS受信機能も正常に動作していることが確認された。また、通信機能については無線通信環境においても有線試験時と同様の現象が確認された。これらの事項は、来年度以降の機上評価装置改修にあたって充分考慮する必要がある。実機搭載テストの試験項目、試験結果を表5-8に示す。また、本テストにおける機器接続構成を図5-13に、試験風景を図5-14にそれぞれ示す。

 

表5-8 実機搭載テストにおける試験項目/試験結果

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