I.6.3.3 バーチャル・コールのクリア
I.6.3.3.1 XDCEは、支援できないインターネットワーキング・プロセスからCALL REQUESTを受取る場合、DTEに転送するためDCEに送るCLEAR REQUESTパケットを始動しなければならない(DCEはそれにより、DCEクリア要求をDTE状態p7に入力する。)。診断コード及び原因コードは、次のように設定する。
a)利用可能なチャネル番号なし、DC=71,CC=133
b)利用不可能なバッファスペース、DC=71,CC=133
c)利用不可能な機能、DC=65,CC=131
d)違法着呼アドレス、DC=67, CC=141
e)違法発呼アドレス、DC=68, CC=141
f)操作不可能なDTE、DC=162, CC=141
どの場合でも、原因フィールドのビット8は、問題の発生源がVDLモード3サブネットワークであってDTEではないことを示すため1に設定しなければならない。
I.6.3.3.2 XDCEは、支援できない同位XDCEから(インターネットワーキング・プロセスを介して)CALL REQUESTパケットを受取る場合、状態p7に入るものとする。原因フィールドについては上記に規定のとおりとする。
I.6.3.4 クリア確認
XDCEがCLEAR CONFIRMATIONパケットを受取る場合、SVCを管理するために割当てられた残りの資源は解放し、また、SVCはp1状態に戻すものとする。CLEAR CONFIRMATIONパケットは、DCEに転送してはならない。
I.6.3.5 クリア衝突
XDCEのクリア衝突は、XDCEがDCEからCLEAR REQUESTパケットを受取った後で同位XDCEからもCLEAR REQUESTパケットを受取る場合(またはその逆)に発生する。この場合、XDCEは、このSVCに対するCLEAR CONFIRMATIONパケットを受取る予定はなく、クリアリングは完了したと見なすものとする。