注)T1タイマの満了次第、現行のメッセージ待ち行列のメッセージ優先順位に応じてDLSサブレイヤがMACサブレイヤに送信するため生成する新しいフレーム・グループには、前に送信した送達確認済みフレームを含まないことがあるが、それらはT1タイマの満了事象に関連するものである。
3.5.4.6 3T構成のための自動ハンドオフ
システム構成3Tは、周波数を[2]ms以内に再同調する能力のある航空機に対して地上局の自動ハンドオフを支援するものとする。すべての地上局がLBAC11をブロードキャストするものとし、これにより1つの機上局が近くの全地上局の信号を受信(MACサイクルにつき1回)して、どの地上局が最強の信号を提供するか判定することができる。LBAC12バーストでは、地上局はその地上局コードと、監視する必要がある4つの近接網の周波数をブロードキャストするものとする。機上局はその後、これらの周波数を次の4つのMACサイクルでスキャンし、信号の品質を比較するものとする。他局の信号を傍受する一方で、航空機は、スキャンすべき近くのすべての網に関するデータベース及びそれらの最新の信号の品質測定値を累算するものとする。MACサイクルごとに、機上無線機は1つの測定値を更新するものとする。別の地上局が測定値[3]のより強力な信号を提示する場合、機上局は、その新しい網がより良いリンクを提供すると判断し、航空機をその新しい網に転送するものとする。更に、3T構成の機上局が“ロスト”状態になり、その割当ての網とのコンタクトがとれない場合、機上局は、次に最強の地上局信号とのコンタクトを試みるものとする。機上局が新しい地上局の位置を突止めることができない場合は、その旨をLMEに通知するものとする。LBAC11信号が受信されない場合はいつでも、LMEは通知を受けるものとする。