(議論のポイント)
・権限委譲にはどのような効果があると思いますか。
・部下に権限を委譲する場合にはどのような点に注意したらいいでしょうか。
シート65 権限委譲
4-17 ほめる・しかる
どんな人でも、ほめられればうれしいものです。仕事のできばえに対して、一言でもほめてやれば、部下はどんなに満足を覚え仕事に誇りを持つか、計りしれないものがあります。上司は、部下をうまくほめて、部下の育成に役立てることが大切です。
一方、しかった場合には、ともすると部下の心をくじけさせ、へたをすると反感を起こさせるようなことにもなりかねません。だからといって部下の失敗を放置しておいてはいけません。ほめるばかりでなく、しかるべき時にはしかって、部下を改めさせることも、また必要です。
(議論のポイント)
・どのようなときに部下をほめたらいいでしょうか。
・部下をほめるときには、どのような点に注意したらいいでしょうか。
・どのようなときに部下をしかったらいいでしょうか。
・部下をしかるときには、どのような点に注意したらいいでしょうか。
シート66 ほめる・しかる
シート67 ほめるとしかるどちらが効果的
4-18 動機付け
部下の育成・指導を効果的・効率的に行うためには、部下に仕事に対するやる気を起こさせることが重要です。部下にやる気を起こさせるには、部下が仕事に対して何を求めているかを知ることが大切です。
(議論のポイント)
・あなたの部下は仕事に対して、どのような欲求を有していると思いますか。
・あなた自身は、仕事に何を求めていますか。
シート68 職員の動機付け
4-19 自己啓発
「馬を水辺まで連れていくことはできても、水を飲ませることまではできない」ということわざにもあるとおり、部下自身が自分を成長させるために自主的な努力をする意欲を持たない限り、指導の成果は上がりません。監督者は部下が自己啓発意欲を持つように機会をとらえて指導し、必要な援助をするとともに、部下とともに相互啓発に努めることが重要です。
(議論のポイント)
・部下の自己啓発を促進するには監督者はどのような点に留意したらいいでしょうか。