(3)Lin Modelは主に諸点でM-モデルを拡充している。
まず2部門(住宅財と非住宅財)及び3要素モデルで多数地域を含む経済を対象に一般均衡分析を試みている。さらに資本に加えて労働も移動するモデルを構築している。後者については労働者の効用均等化行動を説明に用いている。
(4)Hobson,P.(1986)のモデルは次のように要約できる。
(5)?式、?式はそれぞれ注(4)の (9)、(10)式と同じ。?式の導出には注4の(1)〜(8)式を参照。
【参考文献】
Aaron,H.J.(1975), Who Pays the Property Tax? Brookings Institution.
Bailey,S.J.(1995), Public Sector Economics; Theory, Policy and Practice, Macmillan.
Bailey,S.J. and R.Paddison(1988), The Reform of Local Government Finance in Britain, Routledge.
Harberger,A.C.(1962), The Incidence of the Corporation Income Tax, Journal of Political Economy, 70,3,pp.215-240.