池田町ハーブセンタ一
ハーブセンターの運営基本方針として、商品は大手メーカーから仕入れた方が利益がありますが、それではまちおこしにつながらないため、原則として、
1]ハーブは町内の農家に無農薬栽培で委託する。
2]商品は、町内の商業者・団体・個人の方が製造又は仕入れたものを委託販売する。(町内で間に合わず、必要なものは外部から購入するが、逐次減らす。)
3]商品の構成割合は花とハーブに関連した商品は常に70%確保する。(個性のある選別商品を中心にすることにより、店の特色を出し、お客様も固定客を確保する。)
4]従業員は町内から採用する。
等を基本にしております。
取組みの現状と課題
1]農家栽培委託については、ハーブ等の品質、向上、適期出荷
2]栽培品種拡大(特に苗等については競争激化により低価格化していますので品質と種類の豊富さを目指す。)
3]消費者ニーズに合う新商品開発
4]ハーブワイン等製品化した商品販路の拡大
5]施設の充実と固定客・売上の増
6]余剰ハーブの有効活用(オイル、ハーブ水)
7]生ハーブの需要拡大とお料理・薬用面への利用
8]冬場におけるビニールハウス栽培の普及
9]一戸当たりの栽培面積が不足ぎみなので遊休荒廃農地の有効利用も含めた規模拡大等が上げられます。
最後に
町全体の観光人口について、10年前は3万人であったものが現在では約40万人が訪れるようになりました。その中核がハーブ関連施設になっており、7割は県外客です。
また、9年度には思いがけなく潤いと活力のあるまちづくり優良地方公共団体として自治大臣表彰をいただくことができました。これは、「花とハーブの里」をキャッチフレーズにハーブを中心とした特産品の開発・販売、ハーブを核とした施設整備とソフト事業の有機的な連携によるまちづくりへの取り組みが認められたものです。
いずれにしても、本格的なハーブのまちおこしをスタートさせてわずかの歴史。これからも、住民の暮らしの中に浸透させるために「花とハーブの里づくり」を停滞させることなくなお一層推進して行きたいと考えています。