県民が主役の「うつくしま未来博」
佐藤栄佐久(福島県知事)
福島県では、平成13年(2001年)7月7日から9月30日まで、「美しい空間美しい時間」をテーマとして、「うつくしま未来博」を開催します。会場は県のほぼ中央、福島空港近くの須賀川市の丘陵地です。今までの博覧会にはなかった「森」に囲まれた会場で、21世紀の幕開けにふさわしい博覧会を開催することとしております。
この未来博は、美しいこころを育みつつ、美しい自然を守り、美しいまちづくりを進め、県内外の人々から共感と協力を得ながら、世界のモデルともなる「21世紀の新しい生活圏―美しいふくしま―の創造」の実現を目指して、県民みんなで考え、みんなで行動する“うつくしま、ふくしま。”県民運動のシンボル事業として開催するものであります。
また、未来博は、質の高い多様なライフスタイルの実現や多極ネットワーク型の新たな地域づくりを目指す、福島県の取り組みとその将来イメージを広くアピールするとともに、新世紀の地域づくりのために、県内外から知恵を結集し、共に考え、発信しようとするものであります。
さらに、新たな地域づくりの基盤として、環境と経済、環境とくらしがそれぞれ調和する経済社会システムを確立するために、新しい技術開発や産業の創造へ挑戦する人々の姿を描き出すとともに、多くの人々がめぐり合い、地域を越えた新たな交流が進展する契機となる博覧会としていく考えであります。