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今、例えば景気対策というのが大変大きな課題になっております。そういう中で減税というのがあります。地方税についての減税を一体どうするかということも取り上げられております。ただ、今のような地方財政の状況では、これ以上減税することはとても難しい状況です。こういう景気対策ということについて、国と地方がどういうような役割分担していくかということも大きな大事な問題です。

先週、先々週と、地方六団体の会長、あるいはそれぞれの会長が、総理大臣、官房長官、自治大臣などにお会いしまして、今の地方財政の状況といったことを訴えてきております。そういったようなことを一つ一つ積み重ねながら私ども一生懸命やっていきたいと思いますが、今日ずっとお話がありましたように、何といってもこれからの時代、地域の知恵を生かすこと、あるいは地域が活力を持っていくこと、そして、それぞれが元気な地域になっていくことは大変大事だと思います。私は実は個人的なことになりますが、昭和43年から5年間、県庁で地方課長、財政課長という仕事をさせていただきました。石破二朗知事の当時ですが、いろいろなことをやりました。鳥取、米子の駅前が今本当にきれいになりましたけれども、あのころ区画整理事業、駅前の都市改造を始めたわけです。鳥取の町もその他の地域も、この30年近くの間にここまで大きく変化をしてきています。この力というものを、これからも鳥取県の皆さんでひとつ生かしていただいて、よりよい郷土をつくっていただくように頑張っていただきたいと思います。

今日は本当に長時間ご苦労さまでした。ありがとうございました。

 

 

 

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