3Sのすすめ
Silent(静かに)
Soft(やさしく)
Safety(安全)
静かに!
何故今頃になって?とお思いの方も多いかと思います。
舞台の操作は何んでもない事です。しかしちょっと注意を怠ると大変危険な目にあう事があります。スライド・迫り・回り舞台・バトンの上下・引き枠等の移動等それぞれ合図を交し合いながら確認します。静かな雰囲気がなければ各々の掛声が聞こえません。又、裏飾り、袖飾りの準備も同じ事です。出演中の俳優さんに雑音を聞かせない様にして、思い切り、唄い踊りお芝居に専念してほしいからです。
やさしく
会館又はホールの備品は総ての人の大事な財産です。
やさしく取り扱う事で、必ずや故障・破損(破傷)事故を未然に防げるものと思っております。
品物だけではなく、スタッフ、キャスト共に仕事初め、終了の時『おはようございます』『おつかれさま』とあいさつを交わし合う事がおたがいの仕事が、スムーズに進み、明るい舞台が約束され、客席へも伝わって行くものと思います。
ボランティアに頼らざるをえない現状のホール・サポーターの皆様にも『いらっしゃいませ』『ありがとうございました』のあいさつこそは次回のすばらしい観客になっていただけると信じております。
やさしさあふれる、あかるい会館へと頑張りましょう。
安 全
これが一番大切な課題です。
今迄に起きました事故例を上げて今一度反省してみたいと思います。
1.張り物をもったまま舞台から客席への落下事故というのがあります。
これが(交通安全の表彰式)の準備中とのことです。
1.大道具吊り上げによる暗転幕破損事故。
1.大道具吊り物撤去時における一文字破損事故
1.第二バトンによる第一中割り幕損傷事故。
1.美術バトンに吊っていた大道具をはずした際、ウエイトが急に落下鎮枠を破損。
1.バトンに吊り込んだスポットライトを取りはずした時、急な上昇をおさえ様としてバトンにつかまり、宙吊り状態のまま上昇上部の吊り物にぶつかり落下して死亡。
1.ボーダーに乗り身体をのりだしての作業中落下死亡。
1.八代英夫さんの下降時の迫りへの転落事故。
1.最近の例では、6月の国立劇場での初日、中村福助さんが、迫り穴からのジャンプに失敗、迫り台に落下、右手首を骨折全治一ヶ月の重傷を負いました。