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ラメーターとして総合的に判断することによって、より適確にある時点での脳波上の成熟度を判断することができると考えられる。

最後に、今回の縦断的な検討により、脳の成熟は従来の知見よりも遅く、青年期といえども成熟過程にあるものが存在するという、われわれが前回までに調査した研究結果を支持するものであった。

 

V. まとめ

 

昭和63年度から平成4年度に航空大学校に入学した学生のうち、その後に施行された脳波が入手可能であった176名を対象とし、入試時と卒業後の脳波記録を視察的に判読した。対象を入試時PTW非出現群[A群]、入試時PTW出現群[B群]、さらにA群を入試時・卒業後ともにPTWが出現していない群[a群]と入試時にPTWを認めなかったが卒業後に出現した群[a'群]に分け、B群を入試時にPTWを認め卒業後に消失した群[b群]と入試時、卒業後ともにPTWを認めた群「b'群]に分類しその脳波の特徴についての検討を行なった。

1]入試時の脳波総合判定では、20名(11.4%)が境界であり、卒業後に施行された脳波では、13名は正常となり、卒業後は結果として176名中161名(91.5%)が正常であった。

2]PTWは、入学時53名(30.1%)[(+)35名(19.9%)、(±)18名(10.2%)]に認められ、その後26名で消失し、脳波発達過程あるいは成熟との関連が縦断的にも確認された。

3]入試時正常であった者のうち10名が卒業後に境界となったが、そのうち6名は基礎律動の異常で覚醒度との関係は否定できず、突発性脳波活動の出現した残りの3名中2名はPTWを伴うものであった。

4]突発波は、17名に認められ、そのうちの14例が徐波群発であり、入試時に徐波群発を認め11名中5名にPTWを認め、そのうちの3名はPTWの消失とともに徐波群発も消失し、判定も正常となった。

5]青年期のPTWと突発性徐波群発とは相互に関連して出現しやすく、脳波の未熟性を示す所見であり、PTWと共存する場合の徐波群発はより発達との関連が強く、消失へと変化する可能性を残しており、臨床的判定あるいは意義については「保留」として脳波経過を追っていくべきである。

 

 

 

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