日本財団 図書館


・情報を発信が可能な施設。イベントなどをして何度も人が来れるようなものに。

・これからみんなで何かをしようという気持ちが大切。こんな風に使いたいという気持ちを人任せではなく自分たちでできるようになればいい。

・ワークショップをすることが大切。住民が決めて住民が主体となって運営できるように、今後も続けていけたらと思う。

・中家も整備前はかなり荒れていたが、修復されたときには感動した。中家と中林とをつなぐことができる。こうして住民とともにワークショップで進めることができてよかった。これからの出発点だと思う。

・今後中林の整備が進むと思うが、決してさびれたようにはならないように。いつまでも発展したものとしたい。

・熊取住民になって6年だが、こうしてレンガ工場の再生にかかわれたこととは別に、昔からの熊取の方と話し合えて良かった。

・レンガを残したい、大勢の方に知ってもらいたいという気持ちがある。イベントなどを通じて多くの人に知ってもらって、その中から意見をもらいいいものをつくっていきたい。急がなくても良いと思う。

・まず保存が第一で利用についてはいろいろなものがある。行政で考えるとかたよった利用になるかも知れないが、ワークショップでいろいろな人の意見を聞けて良かったと思う。

・中林さんの本宅にすばらしいステンドグラスがあった。その他にも地域にはいろいろな文化財があった。

・ワークショップを通じて川の問題はテーマであった。中林はゆっくりと時間をかけてみんなで使えたらと思う。バリアフリーの考え方は大切。

・ワークショップの進行にあわせてみんなの意見も現実的なものになった。まずサークルなどが使うようになればよいと思う。しかし夢は大切。

・他市に住んでいるがこうしてみんなが考え話し合うのはうらやましい。すばらしい財産なので住民の方々がたくさん参加されていいものをつくっていってもらいたい。

 

2] ワークショップを実質的に続けていく

このワークショップは一つの出発点であり、このエネルギーをつなげなければならない。みんなで使うというのはむつかしい事もある。運営管理に関して自らも責任をもち、種々な課題を乗り越えていかなければならない。そのためにも皆で考えるワークショップを実質的に続けていくことが大切である。

 

3] ワークショップに関わって(池田聖子)

「楽しかった」と素直に思えたのが、今回のワークショップに参加したあとの感想です。思い返せば今までのワークショップへの参加の仕方は、あまりにも受け身だったのかもしれません。自ら発言することはほとんどなく、人の話を一方的に聞くばかりでした。だからワークショップが終わった後は、頭がいっぱいになってしまって、「楽しかった」という素直な感想さえ思い浮かばず、「勉強になった」という言葉しか出てきません。確かにインプットすることは学生である私にとってとても重要なことです。しかし自分の思ったことを素直に話す、つまりアウトプットすることの爽快さを初めて感じたのは今回が初めてでした。このように感じるにはいくつかの理由があると思います。まず継続的にワークショップに参加できたことが挙げられます。これはワークショップに参加するために何度か現地に足を運ぶことで、いつのまにか熊取という土地に愛着がわくようになり、さらには毎回参加される住民の方の顔も覚えることができます。「〜さんが今日は来ていない」と気になったりするくらいですから、やはりお互いの顔が見えるワークショップの威力は大きいと言えるでしょう。結果、継続的に参加しお互いの顔を見ながら進められることによって、ワークショップで自分の意見を人に伝えられるようになるのではないでしょうか。私自身、初めは自分の意見を言うのに緊張して仕方がありませんでした。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION