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45. 布川博雄家住宅 元町5-22

主屋規模(間) 6×7.5 切妻造・瓦葺 明治32年大火後

軒形式 登梁 庇形式 瓦葺

 

当家は布川源兵衛家といい、初代が茶屋新右衛門で、そのことにより屋号を茶新という。現当主博雄氏は10代目となる旧家で、以前は酒造業を営んでいたという。七間通りの本陣休憩所の東に位置する当家は、建物の手入れもよく、間口の広いのとあいまって、一際整った外観を見せている。敷地内には通りに面する主屋の他に、大正5年に建設された離れ座敷、江戸時代からの土蔵四棟が建っていたが、近年3棟は撤去され、現在1棟のみとなる。1階の室内は昭和60年に台所を中心に改造されたが、加賀大工の手になる12畳、10畳の二間続きの座敷は建設当初のままで、意匠的にすぐれる。2階は納戸として使用される。

 

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