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東北六県観光立国宣言

 

―豊かな自然、奥行きある文化、あたたかい人びと

東北で日本と出会う―

二十一世紀を迎えようとする今、人びとが求めているのは、激動の時代の中で失いかけた、自然や文化とのふれあい、心の豊かさです。

四季折々様々な表情を見せる美しい自然。秀麗な山々、大地を潤す川と湖、三方を囲む恵み豊かな海。東北の『豊かな自然』は、まさに母なる地球から授かった宝物です。

手から手へと受け継がれ、時代を超えた輝きを放つ様々な芸能や伝統の技。これら東北固有の『奥ゆきある文化』は、私たちの共通の財産であり、誇りです。

お客様をおもてなしの心で迎える『あたたかい人びと』。まさに東北は、心の豊かさを求める旅、人と人とのふれあいを感じる旅に最もふさわしい地城と言えます。

東北には、本当の『日本』があります。私たちは、こうした東北観光の魅力を国内、さらには世界の人びとに広く知っていただきたいと思います。

私たちは、共に手を携え、東北における観光のさらなる振興を通じ、二十一世紀の地城発展のさきがけとなることを決意し、ここに『東北六県観光立国』を宣言いたします。

平成十年十一月五日

青森県知事 木村守男

岩手県知事 増田寛也

宮城県知事 浅野史郎

秋田県知事 寺田典城

山形県知事 高橋和雄

福島県知事 佐藤栄佐久

 

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記者会見をする東北6県の知事、副知事

 

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石月日本観光協会会長がWAC21の新議長に就任

東北WAC21の会議終了後、広域連携観光振興会議(WAC21)の瀬島龍三議長は、健康上の理由から議長退任を表明するとともに、後任議長に石月昭二日本観光協会会長を推薦し、全員一致で了承されました。

石月新議長は「瀬島議長には引き続き最高顧問として残っていただき、今後ともいろいろご指導していただきたい」と述べ、瀬島氏もこれを了解しました。

 

 

 

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