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第1回広域連携観光振興会議

東北WAC21概要

 

■要旨

第1回広域連携観光振興会議(東北WAC21)が平成10年11月3日から5日まで、東北ブロック(青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県)において開催されました。この会議は、21世紀に向けた観光の新しい課題に対応していくため、全国で初めて開催されたもので、東北観光の魅力について見直すとともに、今後の観光振興のあり方が討議されました。

会議は「豊かな自然、奥ゆきある文化、あたたかい人びと〜東北で日本と出会う」を全体テーマとして、3つのサテライト会場と中央会場で討議が行われました。山形サテライト会場では「今日の観光に求められるホスピタリティの在り方」をテーマに、有識者による観光地潜入レポートの報告や鼎談が行われたあと、出席者全員により、東北における観光産業のおもてなしの在り方が討議されました。青森サテライト会場では「日本の良さを味わう心〜Welcome to Our Country」をテーマに、国際観光テーマ地区のルートを視察するとともに、これを踏まえ出席者全員による討議が行われ、その議論を通じて外客来訪促進に関する具体的な方法論や課題解決の方策が提案されました。岩手サテライト会場では「ふるさとを想う心〜地域伝統芸能の有効活用」をテーマに、東北6県の伝統芸能実演により、東北芸能の奥ゆきを実体験した上で、伝統芸能の観光振興への有効な活用方策等が討議されました。そして、最終日には宮城中央会場において全体会議を行い、各サテライト会場の報告をもとに、会議全体を総括したうえで、東北6県の知事等によって「東北六県観光立国宣言」が全国に向けて発信されました。

なお、東北ブロックでの開催に続く第2回広域連携観光振興会議は、平成11年度に北陸ブロック(富山県、石川県、福井県)で開催する方向で検討することが今回の会議で了承されました。

 

■日程概要(平成10年11月3〜5日)

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