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(2)施設計画

 

1] 施設配置計画

 

・ 当施設を構成する主要なスペースとしては、情報サロン、事務・情報室、体験サロンに大別でき、最低限必要と思われる規模は前述した通りである。

建物の導入部となるエントランス部分とこれらの主要スペースを含めた配置計画にあたっては、

 

□来訪者の動線と事務員の動線

□各スペース相互の関連性

□建築形態計画との関連性

□建築空間構成と施設機能との関係性・演出性

 

などの諸条件から検討し、以下に整理される。

 

□ JR駅主要出入口の正面、地下駐車場階段の大屋根側にエントランスを設置。

□ 敷地の奥の部分(台形状の敷地の短辺側)に事務・情報室を設置、カウンターをはさんで手前に主な来訪者のたまりとなる情報サロンを設置。

□ 駅主要出入口正面側の最もゆったりとしたスペースに、体験サロンを設置。適度に体験交流の雰囲気を外に伝える。

□ これらの各スペースは基本的に一体的な空間としてとらえ、カウンターや案内板・パンフレット棚などの家具・造作類や観葉植物等により、視線を適度に遮る程度の区分とする。

□ 以上、必要な機能スペースを1階部分に集約させ、ストックスペースや簡易な打ち合わせの可能なミーティングルームは、一部2階に配置する。

 

図II-5 施設配置計画のパターン図

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