・ 当国際観光テーマ地区の最大の魅力は、日本海・瀬戸内海・太平洋からなる広域的な地域の
四季折々の変化に富んだ自然
神社仏閣・日本庭園・古い町並みなど各地の歴史が残した伝統美
各地域に受け継がれてきた味覚・工芸品・郷土芸能などの生活文化
-であり、
「日本の心に出会う旅 三海二山」
をテーマに、山陰・瀬戸内・四国に展開する凝縮された「日本」を紹介するものである。
・ 一方、「国際交流拠点」は、国際観光テーマ地区を訪れる外客に対して、当該地域の自然・歴史・伝統芸能・産業や観光資源・施設を紹介し、外客のそれぞれの目的・嗜好に応じた観光ルートの情報提供を行うと同時に、国際観光テーマ地区のテーマを反映した日本文化・歴史・伝統芸能等を訪問客が直接体験できる機能をあわせもつ施設である。
・ したがって、松江市の玄関口のJR松江駅前に計画される「松江国際交流拠点」は、基本的に5県で構成される国際観光テーマ地区の各地域の特色あるテーマコンセプトを反映させた総合的な紹介・交流機能をもつ施設として位置付けられる。
・ しかし、当国際観光テーマ地区のエリアの広域性、およびその北端である山陰(日本海)地域にある松江の位置付けから勘案すると、その中から固有の共通したテーマを有する地域毎に、より具体的なテーマ・テーマルートを見い出し、その地域について深く紹介する機能を浮き彫らせていくことが必要であると思われる。