・ 計算は、本来ならば個々の観測毎に行う必要があるが、各観測時における気象条件が必ずしもすべて把握できないため、ここでは1961年-1990年の緯度経度5度格子毎の気候値を用いた。モデルは非線形であるが、原論文では非線形性はきわめて小さいと解釈しているため、その考えに準ずる。 ・ 風速は船舶の速度を考慮し、実際に用いる値を以下のように仮定した。
・ 計算は、本来ならば個々の観測毎に行う必要があるが、各観測時における気象条件が必ずしもすべて把握できないため、ここでは1961年-1990年の緯度経度5度格子毎の気候値を用いた。モデルは非線形であるが、原論文では非線形性はきわめて小さいと解釈しているため、その考えに準ずる。
・ 風速は船舶の速度を考慮し、実際に用いる値を以下のように仮定した。
・ また、採水時および船上における測定時の風速・船舶速度にはスケーリングファクター(一定値)を乗じて値を調節している。 ・ 最初の1分間はtaに夜間の気温(気候値)+0.2℃を用い、後の3分間は日平均気温(気候値)を用いた。 ・ 布製バケツの水は最初の1分間には1cm/minの速度で漏れ、その後の3分間には0.5cm/minの速度で漏れると仮定する。 なお、式中の各係数・定数は以下の通りである。
・ また、採水時および船上における測定時の風速・船舶速度にはスケーリングファクター(一定値)を乗じて値を調節している。
・ 最初の1分間はtaに夜間の気温(気候値)+0.2℃を用い、後の3分間は日平均気温(気候値)を用いた。
・ 布製バケツの水は最初の1分間には1cm/minの速度で漏れ、その後の3分間には0.5cm/minの速度で漏れると仮定する。
なお、式中の各係数・定数は以下の通りである。
表1 布製バケツモデルに用いた定数・係数
3. 木製バケツの熱収支モデル 木製バケツの場合は、布製バケツに比較して壁や底が厚いため、布製バケツとは異なるモデルを考案せねばならない。バケツの材質の内部では以下の式に従って熱移動が行われるものとする。
3. 木製バケツの熱収支モデル
木製バケツの場合は、布製バケツに比較して壁や底が厚いため、布製バケツとは異なるモデルを考案せねばならない。バケツの材質の内部では以下の式に従って熱移動が行われるものとする。
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