2.1.7 占有帯域幅
その上限の周波数を超えて輻射され、及びその下限の周波数未満において輻射される平均電力が、それぞれ与えられた発射によって輻射される全電力の0.5%に等しい下限及び上限の周波数帯幅は、16kHz以内であること。
2.1.8 周波数安定度
発射によって占有する周波数帯の周波数の割当周波数からの許容することができる最大の偏差は、±5.0×10-8以内であること。
2.1.9 ベースバンド帯域制限
3dB低下通過帯域幅が3.2kHz以上のベースバンド帯域制限ローパスフィルタ又はこれに等価なフィルタを有すること。
2.1.10 複局同時送信方式
(1) 周波数オフセット
本システムは、サービスエリア内に複数の基地局を有する。1つの呼びに対して、これらの複数の基地局から同一無線チャネルで同時に電波が送出される。受信機において各基地局の電波による相互干渉を低減するため、各基地局は搬送波周波数にそれぞれ異なる周波数オフセットを施す。
なお、オフセット周波数は±150Hz以内であること。
(2) ビット又はシンボル位相の基地局間偏差
ビットまたはシンボル位相の基地局間偏差は±5μsec以内であること。
2.1.11 伝送速度精度
伝送速度の絶対精度は±5×10-6以内であること。
2.2 受信機の条件
受信機は、2.1.2節で示されるすべての伝送速度及び変調方式の組合せをサポートしなければならない。
表2.2-1で示された受信機は、呼出し及びこれに付随する通報を受信するため、表で定められたベクトルを最低限受信できなければならない。