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4.3 交通状況調査事前事後比較分析

 

4.3.1 交通量調査結果

交通状況調査の事前調査結果と試行時調査結果との比較から、断面交通量の変化を分析する。なお、断面交通量の比較は、本調査での実測交通量の比較及び対象路線を増やした「管制データ」での比較を行う。

 

(1) 実測交通量による比較

交通量の実測は、事前調査1日、実験時調査1日(いずれも木曜日)を対象に実施した。比較対象の断面は前出の図2-3-7の通り、「阿賀野川断面」と「新潟バイパス南断面」である。実測交通量による断面交通量の比較を表4-3-1に、その路線別内訳を表4-3-2に示す。理論的には、P&BR移行台数だけ乗用車台数が減少する(バス台数は若干増加する)ことになるが、それぞれの断面の2時間交通量はいずれも10,000台前後あり、P&BRシステム利用者の影響(ルート別に30〜60人程度)は、交通量の日変動の中に吸収された格好となっている。

ちなみに、次節に示す「管制データ」から事前、試行時、事後の交通量を比較すると、試行中の木曜日(11月12日)は特に交通量が多かったことが伺える。

 

表4-3-1 実測交通量による断面交通量の比較

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