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支援

支援方策の実施

【Push方策】

□試行実験時のモニター募集:対象地域住民の協力を得るため、毎夜職員が総出で隣接市町村も含めて自治会集会に出向き、お願いした(数十回)。

□試行実験時のモニター参加率向上策:全モニターに毎夜電話で参加依頼を展開した。

□パンフレットを作成:PRのためにパンフレットを作成し、システムの利用を促している。

□インターネット:金沢市のホームページでシステムの概要と募集要項、バス時刻表が紹介されており、インターネット上でシステム申し込みができる。

□バスレーン:昭和46年度から設置されているもので、1997年現在延長21km程度である。また、バスレーンはカラー舗装されている。

□K.Park専用定期券の導入:システム利用者はK.Park専用定期券を学割並の4割引で購入できる。

□商品券:システム利用料として購入する月5,000円分の商品券は、駐車場のあるジャスコ野々市店とNOA21での買い物に利用できる。

□都心までノンストップの準専用バスの増便:Kパーク特急、特急、快速のバスを運行している。Kパーク特急は片町までノンストップである。

□K.Park駐車場横に専用バスの増便:K.Park駐車場横の専用バス停(野々市Kパークバス停)に太平寺始発のバスが停車し、利便性が向上した(1便)。

□雨天時増発バスの路線設定:前日の降水確率が70%以上の発表なら、バスが1台増発する。

□最終バス時間繰り下げ:金沢駅発最終バスは22:30、香林坊発最終バスは23:00である。

 

支援体制

建設省北陸地方建設局、運輸省中部運輸局、石川県、石川県警察本部、金沢市、松任市、野々市町、鶴来町、金沢商工会議所、北陸鉄道(株)、北陸ジャスコ野々市店、NOA21 他

 

効果・影響、問題・課題 等

導入による効果、影響

●本システムについては、平成8年の本格導入の前に、平成4年、平成5年の2回に渡り、試行実験を実施し、より良いシステムの実現に向けて検討を継続した点が注目に値する。

 

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●本格導入後は、当初41名からスタートし、現在114名(平成10年5月時点)。徐々にではあるが一貫して増え続け、市民の足として定着しつつある。現在、参加者拡大のために、インターネットの活用や新聞折り込みチラシや企業へのセールスなど積極的に営業活動を行っていることが、大きなポイントとして挙げられる。

●システム実施日の調査では、5.9kmの道のりで、マイカーの所要時間49分に比べ、特急バスは26分と、23分もの短縮効果が現れている。(ただし乗り換え時間は含まない)

 

 

 

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