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*中国地方の荷主では、海外との調達、出荷物流に地元港湾だけでなく大阪湾、北部九州の港を利用しているケースがある。岡山県では事例によると神戸港の優位性が明確であるが、中国地方の西部地域は低廉な国内輸送サービスを提供できれば中国地方をも北九州港の背後圏として捉えることが十分に可能と考えられる。

 

図表3-3 関連事例《紙製品製造業(山口県)の輸送経路》

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* 現状

原材料は海外から専用バースで直接搬入する。国内出荷はほとんど東京だがトラック、鉄道、内航船いずれもあり、トラックが最も多い。海外への出荷は神戸港、北九州港(全体の40%)、岩国港を利用し、神戸港、北九州港への陸送はトラックで行っている。

* モーダルシフト等北九州市の物流基盤利用に係る動向

港湾利用料金等コストメリットがあれば北九州港利用拡大の可能性はある。また鉄道輸送にさいしては鉄道で一般的な5トンコンテナでは積み替えコストが係るため海上コンテナ鉄道輸送サービスが期待されている。

資料)北九州市ヒアリング調査結果より作成

 

 

 

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