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第3章 モーダルシフト実験事業からみた効果と課題

 

1. モーダルシフト実験事業の概要

1] モーダルシフト試験輸送の目的

従来から主として経済性に重点が置かれてきたモーダルシフトにおいては、関心の高まっている環境対策という視点を加えた場合、自動車輸送から鉄道または海上輸送へのシフトが可能な境界領域が拡大するのではないかと考えられる。

そこで、本調査では、これら境界領域の輸送について輸送実態に対する関心を喚起し、モーダルシフト推進のための後押しをするとともに、出荷状況、輸送ルート、リードタイム、出荷作業状況、輸送コストなどを洗い出し、実施効果の分析を行うために試験輸送を実施した。

2] 実施にあたってのポイント

試験輸送を実施するにあたっては、問題点の所在を明確に捉えるため、特に次の点に留意した。

1) 運賃面での比較

2) リードタイム面での比較

3) 作業運用面での比較

3] 対象輸送の概要

i) A社

1) 輸送の概要

 

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