(2) ヒアリング調査結果から
1] 営業用トラック
営業用トラックの問題点としては、鉄道や内航海運と比較して距離帯によって、あるいは積載効率の面から幹線部分であっても「コストが高い」という意見が聞かれた。
2] 鉄道
鉄道輸送の問題点としては、「鉄道コンテナのバリエーションを増やすとともに、運賃の刻みを細かくしてほしい」との要望がみられた。具体的には、ウィング式のコンテナの使用ができないか」という意見があった。
また、地域によっては「鉄道コンテナ列車の本数が少なく、輸送枠の確保が難しい」、34ページに示した事例のように「鉄道駅間とのフィーダー輸送や積み替えに時間がかかる」との声がきかれた。
さらに、「トラックに比べて運賃の内訳や仕組みについてよくわからない」との指摘もあった。
3] 内航海運・長距離フェリー
内航海運・長距離フェリーの問題点としては、「トラックに比べて出荷から着荷主までの輸送時間がかかる」ことへの指摘が多い。また、「コストもさることながら、リードタイムや到着時間の正確性が重要」との声もあった。
さらに、鉄道と同様に「トラックに比べて運賃の内訳や仕組みについてよくわからない」との指摘があった。