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(2) 仮眠用蓄熱式マット

 

1] 仮眠用蓄熱式マットのメリット

 

1) 6〜9時間温度が保たれアイドリング不要

商品によるが6〜9時間程度温度が一定に保たれるため、仮眠中にアイドリングを行う必要はない。このため、その間の燃料費の節約、省エネルギー、二酸化炭素、NOx、SOx排出量の削減が可能である。

 

2) 取扱いが容易

24Vの車両コンセントに差し込むだけで蓄熱が可能であり、誰でも容易に利用できる。

 

3) 走行中に蓄熱され経済的

走行時に発生する電気により蓄熱されるため、蓄熱のための新たな燃料を必要とせず経済的である。

 

4) 仮眠中の安全性が高い

仮眠中はエンジンを停止することができるため、万が一の事故の心配も少ない。

 

2] 施策展開内容

ここではヒアリング調査で得られた知見を参考としつつ、仮眠用蓄熱式マットの展開のあり方について検討する。

 

1) 事業者が単独で導入を図る場合

■寝心地の改善など快適性の向上

仮眠用蓄熱式マットを実際に利用するのはドライバーであるから、仮眠用蓄熱式マットが一層ドライバーに利用されるためには、使用時の快適性を向上させることが重要である。

本委員会の委員からは、仮眠用蓄熱式マットの寝心地があまり良くないとの指摘もあり、快適性の向上をメーカー側に働きかけていくことによりさらなる普及が期待される。

 

 

 

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